看護師を目指す様々な志望動機

看護師として働いている人の志望動機を聞くと、様々なきっかけがあるのだと考えさせられます。
親族など身近な人が看護師だったから、という動機は多く、それだけ間近で看護師という職業を感じ憧れたりしたのかもしれません。
また、病院で看護師に励まされたり働いている姿を見たことが志望動機になった人も多いです。病気や怪我などをすると病院のお世話になることがありますが、病院というと痛かったり怖かったりというイメージを抱きがちです。特にそれが子供だったら、ただただ恐怖に震える人もいるでしょう。そのようなときに、ふと看護師が話しかけ、緊張をときほぐしてくれたり、笑顔で頷いたりしてくれるだけで安堵します。そのような姿を見ただけで自分もあんな人になりたい、と憧れても不思議ではありません。
中には、家族が大病をし、病気と戦う姿を見て自分が少しでも力になりたいから、という理由で看護師になった人もいます。おなじような状況で、身内が病気を患い、不幸なことに亡くしてしまったことで自分が少しでも力になれたら、と看護師を目指す人もいます。

一方で、女性が多い職場で、かつ収入も割高で将来が安定している、ということで看護師になった人も多いです。病院によっては院内に保育所を併設しているところもあり、育児と仕事の両立が可能なところが増えてきています。そのため、結婚して子どもが生まれたあとも働き続けることができる仕事というのはそう多くないのです。

志望動機は人それぞれです。しかし、人を助けたいという気持ちは、みな一貫しているように思えます。仕事はそれなりに大変ですが、患者さんの病気が快方に向かったり、少しでも希望の持てる手助けができたり、素晴らしい職業であることは確かです。